私たちは、鹿児島大学先端科学研究推進センター生命科学動物実験ユニットにおいて、大動物研究推進部門、および共同研究部門である医用ミニブタ・先端医療開発共同研究部門を運営し、鹿児島大学における地域特性を活かした特色ある研究として、先端的基礎的研究から実用化を見据えたブタやサルなどの大動物を用いた橋渡し研究の実施や研究者支援を通じ、イノベーション創出や地域活性化につながる活動を行っています。特に「同種移植での免疫寛容誘導方法の確立」「新たな臓器保護・臓器保存法の開発」「異種臓器移植の臨床応用を目指す」ことを主とする研究活動によって、移植・再生医療の更なる向上を目指しています。また、医歯学総合研究科で、再生・移植医療学講座(プロジェクト講座)、臓器置換・異種移植外科分野を担当し、修士・博士課程大学院生の指導を行っています。
生命科学動物実験ユニットは、小動物から大動物に至る種々の実験動物を用いたシームレスな国際的な生命科学研究を推進・支援するために、2022年4月に医用ミニブタ・先端医療開発研究センターと研究支援センター動物実験施設の統合によって設立されました。生命科学動物実験ユニット・研究支援ユニット・感染制御ユニットの3ユニットから構成される先端科学研究推進センター内に組織されています。
研究室概要
部局 | 大学院医歯学総合研究科 | Graduate School of Medical and Dental Sciences |
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専攻 | 先進治療科学専攻 | Advanced Therapeutics Course |
大講座 | 再生・移植医療学 (プロジェクト講座) |
Regeneration and Transplantation Medicine(Project course) |
分野 | 臓器置換・異種移植外科学 | Organ Replacement and Xenotransplantation Surgery |
分野サイト | https://sharedspace.sakura.ne.jp/xenotx/index.html |
連絡先(先端科学研究推進センター・生命科学動物実験ユニット・大動物研究推進部門/医用ミニブタ・先端医療開発共同研究部門)
主要研究テーマ
臓器生着と拒絶のメカニズムの探究 | Investing mechanisms of graft acceptance/rejection |
同種移植免疫寛容誘導戦略の開発 | Developing strategies to induce tolerance across allogeneic barriers |
ブタをドナーとした異種移植免疫寛容誘導戦略の開発 | Developing strategies to allow for the induction of tolerance in humans using pigs as the source of organs or tissue for transplantation |
教授
氏名 | 佐原寿史 Hisashi SAHARA |
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専門分野 | 呼吸器外科一般、肺移植、移植免疫学 |
研究テーマ | ・大動物同種・異種移植 ・免疫寛容誘導 ・ドナー臓器保護 ・虚血再灌流障害制御 |