がん病態外科学講座
本寄附講座は令和4年6月30日をもって終了いたしました。
成果報告書はこちらからご確認ください。
本寄附講座は2017年に設立され、これまで血液や腹水中の遊離癌細胞の新規検出法の開発や化学療法の個別化を目標とした新規バイオマーカーの探索や多施設共同臨床試験、動物実験モデルによる抗癌剤感受性試験に関する研究を行ってきました。今後も他の分野の協力も得ながら以下の研究を行っていきます。
研究室概要
部局 | 大学院医歯学総合研究科 | Center for Innovation in Medical and Dental Education |
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寄附講座 | Endowed Courses | |
講座 | がん病態外科学 | Department of Onco-biological Surgery |
連絡先
TEL.099-275-5361 / FAX.099-265-7426
主要研究テーマ
癌の遺伝子変異解析と臨床への応用 | Analysis of gene mutation and the clinical application in cancer |
血液や腹水中の微小な癌細胞を用いた個別化治療への応用 | Clinical application for personalized treatments using circulating tumor cells within bloods and ascites |
がん免疫逃避機構における新規免疫チェックポイント分子の機能解析 | Functional analysis of new immune checkpoint molecules in cancer immune evasion system |
消化器癌における血液やリンパ節を用いたオルガノイドバンクの樹立 | Establishment of tumor organoid biobank using bloods and lymph nodes in gastrointestinal tract cancers |
スタッフ
兼任教授
氏名 | 大塚隆生 Takao OHTSUKA |
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専門分野 | 消化器外科(特に胆膵外科)・一般外科、内視鏡外科 |
研究テーマ | ・癌の分子生物学(特に膵癌の遺伝子変異解析と早期診断への応用) ・膵切除後の消化管運動と膵機能生理学 |
特任准教授
氏名 | 有上貴明 Takaaki ARIGAMI |
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専門分野 | 胃外科、腹腔鏡手術、化学療法 |
研究テーマ | ・癌免疫療法(免疫チェックポイント分子の機能解析と臨床への展開) ・リキッドバイオプシーを用いた個別化療法 |
客員准教授
氏名 | 大久保啓史 KEISHI Okubo |
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専門分野 | 胃外科、集学的治療 |
研究テーマ | ・癌関連miRNA ・EMT関連因子 |
主な研究実績
大塚隆生
- IPMN併存膵癌の分子生物学的解析
- 十二指腸液を新たなリキッド・バイオプシーサンプルとした膵癌早期診断法開発
有上貴明
- 新規免疫チェックポイント分子を介した癌免疫療法の開発
- 血中循環腫瘍細胞を標的とした個別化化学療法
- センチネルリンパ節理論に基づく機能温存縮小手術
大久保啓史
- 血液マーカーを用いた消化器癌における悪性度や予後評価、術後合併症の予測
- 消化器癌のリンパ節転移巣における上皮間葉転換の臨床的意義
- 術後QOL評価表を用いた消化器癌における機能温存縮小手術の臨床的意義
主な研究費取得状況
大塚隆生(研究代表者)
事業・種目 / 期間 | 研究 |
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科学研究費助成 挑戦的研究(萌芽) 令和2年-3年度 |
IPMNはなぜ膵癌の危険因子なのか?クローン拡大から膵癌早期診断への挑戦 |
科学研究費助成 基盤B 令和2年-4年度 |
ゲノム医療が導く究極の膵癌予防法・予防的膵全摘術の適応患者とは? |
有上貴明(研究代表者)
事業・種目 / 期間 | 研究 |
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科学研究費助成 基盤C 令和元年度-令和3年度 |
血中循環腫瘍細胞を標的としたがん免疫療法効果予測バイオマーカーの開発と臨床応用 |