消化器・乳腺甲状腺外科学
私たちの教室は1943年に県立鹿児島医学専門学校 附属病院外科学講座として開設され現在に至ります。その間に外科学も進歩し、癌の外科治療体系の標準化がなされ、根治切除に対する考え方、適正な個々に応じた治療の概念、分子生物学アプローチなど時代に応じて変遷しております。現在私たちは、これまで取り組んできた術式と基礎研究結果の統合を目指しております。また身体に優しい低侵襲手術や遠隔治療を見据えたロボット支援下手術も推進しています。基礎研究、臨床研究を通して外科医としての存在感を鹿児島にとどまらずに世界に発信していく心構えが必要だと考えます。
研究室概要
部局 | 大学院医歯学総合研究科 | Graduate School of Medical and Dental Sciences |
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専攻 | 先進治療科学専攻 | Advanced Therapeutics Course |
大講座 | 腫瘍学 | Oncology |
分野 | 消化器・乳腺甲状腺外科学 | Digestive Surgery, Breast and Thyroid Surgery |
分野サイト | http://gekaichi.com |
連絡先
TEL.099-275-5361 / FAX.099-265-7426
主要研究テーマ
消化器(食道、胃、大腸、肝、胆、膵)および乳腺、甲状腺の外科学 | Surgery for digestive system (Esophagus, Stomach, Colon, Rectum, Liver, Biliary tract, Pancreas) , breast and thyroid |
腫瘍診断および治療学 | Diagnosis and treatment for malignant tumor |
癌に関する基礎的研究 | Studies on oncology |
外科的侵襲に関する基礎的・臨床的研究 | Basic and clinical research for surgical stress |
スタッフ
教授
氏名 | 大塚隆生 Takao OHTSUKA |
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専門分野 | 消化器外科(特に胆膵外科)・一般外科、内視鏡外科 |
研究テーマ | ・癌の分子生物学(特に膵癌の遺伝子変異解析と早期診断への応用) ・膵切除後の消化管運動と膵機能生理学 |
講師
氏名 | 蔵原 弘 Hiroshi KURAHARA |
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専門分野 | 胆膵外科治療,内視鏡外科手術,化学(放射線)治療 |
研究テーマ | ・膵癌の転移のメカニズム,膵癌の化学放射線治療抵抗性,膵癌転移の早期診断 ・進行膵癌に対する術前化学放射線治療の意義 |
助教
氏名 | 川﨑洋太 Yota KAWASAKI |
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専門分野 | 肝臓外科,内視鏡外科手術 |
研究テーマ | ・手術侵襲度の評価 ・低侵襲手術の確立 |
主な研究実績
大塚隆生
- IPMN併存膵癌の分子生物学的解析
- 十二指腸液を新たなリキッド・バイオプシーサンプルとした膵癌早期診断法開発
蔵原 弘
- 膵癌の転移プロセスにおける血管新生・リンパ管新生,EMT,腫瘍微小環境の意義
- 膵癌における新規転移抑制遺伝子の同定
主な研究費取得状況
事業・種目 / 期間 | 研究 |
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日本学術振興会 科学研究費補助金 挑戦的研究(萌芽) 令和2年-3年度 |
IPMNはなぜ膵癌の危険因子なのか?クローン拡大から膵癌早期診断への挑戦(研究代表者:大塚隆生) |
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤B 令和2年-4年度 |
ゲノム医療が導く究極の膵癌予防法・予防的膵全摘術の適応患者とは?(研究代表 者:大塚隆生) |
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤C 令和元年度-令和3年度 |
血中循環腫瘍細胞を標的としたがん免疫療法効果予測バイオマーカーの開発と臨床応用(研究代表者:有上貴明) |
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤C 平成30年度-令和2年度 |
消化器癌個別化治療に向けた3D培養と共培養を用いた癌組織不均一性の基礎研究(研究代表者:喜多芳昭) |
日本学術振興会 科学研究費補助金 若手 平成30年度-令和2年度 |
膵癌における免疫チェックポイント阻害療法効果予測因子の検索(研究代表者:田上聖徳) |
日本学術振興会 科学研究費補助金 若手 平成30年度-令和2年度 |
生体自家蛍光の機序解明と術中イメージングシステム開発へ向けた基礎研究(研究代表者:新田吉陽) |
日本学術振興会 科学研究費補助金 若手 平成30年度-令和2年度 |
膵臓癌・機能性RNA発現解析に基づく、局所浸潤・遠隔転移に関わる分子経路の探索(研究代表者:伊地知徹也) |
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤C 令和元年度-令和3年度 |
食道扁平上皮癌・機能性RNA統合理解に基づく治療抵抗性分子機序の解明(研究代表者:和田真澄) |