研究テーマ(研究室紹介)

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当分野では、遺伝子工学及び細胞工学的手法を駆使し、主にブタ細胞のゲノム改変に関する基礎的研究、新規技術開発を行っている。また、鹿児島大農学部家畜繁殖学教室と提携して、遺伝子改変ブタ細胞からのクローン技術による遺伝子改変ブタ個体を作成し、動脈硬化症や好発ガンなどの疾患モデル作成を手がけている。

研究室概要

  医用ミニブタ・先端医療開発研究センター The Center for Advanced Biomedical Science and Swine Research
部局 大学院医歯学総合研究科 Graduate School of Medical and Dental Sciences
専攻 先進治療科学専攻 Advanced Therapeutics Course
大講座 再生・移植医療学
(プロジェクト講座)
Regeneration and Transplantation(Project course)
分野 遺伝子発現制御分野 Section of Gene Expression Regulation

連絡先

TEL.099-275-5246 / FAX.099-275-5246

主要研究テーマ

次世代型KOシステムであるCRISPR/Cas9ゲノム編集法を用いた各種遺伝子KOブタ個体の作成 Production of genetically modified pigs using the next generation KO system called CRISPR/Cas9-based genome editing
ブタ発生工学基盤技術の開発 Development of new technologies related to reproduction engineering in pigs
マウスを用いた”zygote microinjection”によらないCRISPR/Cas9系による簡便な遺伝子変異マウス個体作出法の開発 Development of zygote microinjection-free production methods for CRISPR/Cas9-based genome edited mice
卵巣老化阻止へ向けた研究 Study on an attempt to stop ovary aging
歯系幹細胞に関する研究 Study on stem cells involving in dentinogenesis

スタッフ

佐藤正宏 Masahiro SATOU

教授
氏名 佐藤正宏 Masahiro SATOU
専門分野 生殖工学、分子生物学
研究テーマ ・医用に利用される遺伝子KOブタ個体の作成
・ブタおよびマウスにおける発生工学基盤技術の開発

研究者総覧 リポジトリ

 

主な研究実績

佐藤正宏

これまで、マウスを用いて非ウイルス系DNAの遺伝子導入法の幾つかを先駆けて開発してきた。例えば、「精巣を介した遺伝子導入(testis-mediated gene transfer, TMGT法)、「卵管内卵子を標的とした遺伝子導入(gene transfer to oviductal epithelium, GTOVE法)、「胎盤経由遺伝子導入(transplacental gene delivery, TGD法)、「卵巣への遺伝子導入(gene transfer to ovary, GTO法)等。最近、東海大医分子生命科学との共同研究で、GTOVE法を応用し、卵管内の2-cell期胚に向けた標的遺伝子を破壊できるCRISPR/Cas9系を用いたゲノム編集法を開発し、GONAD(genome-editing via oviductal nucleic acids delivery)と命名した。また、ブタ細胞を用いて独自の方法による標的遺伝子のCRISPR/Cas9系を用いた破壊も達成している。これらの方法は、遺伝子改変動物作製のための基礎となりえる。

主な特許等(出願中も含む)

名称 / 出願日 ヒトプロテインC変異体及びその製造方法 / 1989年7月13日
発明者等 / 出願番号  橋本保、佐藤正宏 / 日本国第2728240号
名称 / 出願日 細胞内に外来性DNAを導入する方法(Method of introducing foreign DNA into cells)  / 1990年9月25日
発明者等 / 出願番号 佐藤正宏、多田昇弘 / USA特許番号=5595899、1997年1月21日;オーストラリア特許番号=650909
名称 / 出願日 アルツハイマー病モデル動物(Transgenic mouse expressing β-amyloid transgene) / 1995年9月29日
発明者等 / 出願番号 佐藤正宏、小林隆志、多田昇弘、東海林幹夫、瓦林毅 / USA特許番号=6037521、2000年3月14日
名称 / 出願日 トランスジェニック動物の作成方法 / 1995年9月29日
発明者等 / 出願番号 佐藤正宏、多田昇弘、尾川昭三、岩谷誠、平成7年特許願第275110号
名称 / 出願日 インターロイキンⅠ関連疾患モデルトランスジェニック動物 / 1995年12月22日
発明者等 / 出願番号 多田昇弘、内田早苗、佐藤正宏 / 平成7年 特許願第349444号

共同開発・研究

共同開発先 三好和睦教授(鹿児島大学農学部家畜繁殖)
開発・研究名 遺伝子改変細胞の核移植による遺伝子改変ブタ個体の作製
共同開発先 櫻井敬之准教授(信州大学大学院医学系研究科循環病態学講座)
開発・研究名 動物(マウス)における新規遺伝子改変技術の開発
共同開発先 中村伸吾講師(防衛医科大学校防衛医学研究センター医療工学研究部門)
開発・研究名 生体内組織への効率的遺伝子導入法の開発
共同開発先 大塚正人准教授(東海大学医学部基礎医学系分子生命科学)
開発・研究名 簡便な方法を用いた標的遺伝子破壊マウスの作製
共同開発先 多田昇弘准教授(順天堂大学大学院医学研究科アトピー疾患研究センター)
開発・研究名 幼若マウス精巣の外部組織における機能的再建法の開発
共同開発先 齊藤一誠准教授(新潟大学 大学院医歯学総合研究科 口腔生命科学専攻 口腔健康科学講座 小児歯科学分野)
開発・研究名 歯系細胞およびそれ由来のiPS細胞からの歯再生・分化誘導法の開発
共同開発先 稲田絵美助教(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科小児歯科)
開発・研究名 廃棄智歯髄質からの幹細胞の取得

主な研究費取得状況

佐藤正宏
事業・種目 / 期間研究
文部科学省科学研究費補助金
基盤研究(B)(一般)
(代表)1999-2002年
Cre-loxP系を応用した肥大型心筋症モデルマウスの作成とその解析
文部科学省科学研究費補助金
萌芽的研究
(分担)1999-2001年
Cre-loxP系を応用した哺乳動物胚における新しい細胞系譜解析法の開発
文部科学省科学研究費補助金
萌芽的研究
(代表)2003-2004年
マウス卵巣への効率的な遺伝子導入法の開発
科学技術振興機構 JST
A-step シーズ発掘試験
(代表)2009年
ヒトへの臓器移植に最適化されたミニブタ系統の開発
科学研究費補助金
基盤研究(C)
(代表)2009-2011年
ホモKOブタ個体作成のためのdouble KO細胞の標準的取得法の開発
科学研究費補助金
基盤研究(C)
(代表)2012-2014年
選択用薬剤に依存しない遺伝子高発現細胞取得に基づく異種移植用クローンブタの作製

 

 

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