大学院医歯学総合研究科統合分子生理学研究室から発表された論文が、第100回日本生理学会記念大会において入澤記念優秀論文賞を受賞しました。
 筆頭著者である医学部医学科5年生の金子達朗君は医学部2年生時より自主研究のテーマとして掻痒掻破行動を制御する脳内神経回路の研究を開始し、視床下部オレキシン産生ニューロンの活性化が疼痛行動を緩和する一方、掻痒掻破行動を悪化させることを発見しました。「痛み」と「痒み」は互いを打ち消しあう不思議な性質を持ちます。本研究はこの痛みと痒みの相反的な制御を担う神経回路の一端を明らかにし、また難治性掻痒の新たな治療戦略を切り開く発見として高く評価されました。

  本研究内容はJournal of Physiological Sciences 72(1): 21(2022)に採択・発表されました。

 

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賞の名称:第100回日本生理学会 入澤記念優秀論文賞
受賞者:金子達朗(医学部医学科5年)、桑木共之、柏谷英樹
大会名:第100回日本生理学会(令和5年3月14日~16日、京都国際会議場)
受賞論文タイトル:Hypothalamic orexinergic neurons modulate pain and itch in an opposite way: pain relief and itch exacerbation
Tatsuro KANKEKO, Tomoyuki KUWAKI, Hideki KASHIWADANI*
Dept Physiol, Grad Sch Med Dent Sci, Kagoshima Univ
J Physiol Sci 72(1):21 doi: 10.1186/s12576-022-00846-0.

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