2018年1月20日に「鹿児島銀行本部かぎん会館ウィズ(with)」(鹿児島市)で開催された「第1回かぎん未来創造プランコンテスト」(株式会社鹿児島銀行、株式会社九州経済研究所主催)において、本研究科(遺伝子治療・再生医学分野)の小戝健一郎教授が、「独自開発の革新的がん治療薬の実用化事業による新たな地域産業の創出」というプランで、最高賞の「事業化部門グランプリ」(賞金30万円)を受賞しました。

 このコンテストは、独創性のあるビジネスプランを持つ学生や教職員を発掘し、事業化に向けた支援を行うことで、地域活性化およびベンチャーマインドあふれる人材の育成を目指すことを目的に、今回初めて開催されました。新規性・独自性の高いビジネンスプランを本格的に競う事業化部門に加え、その前段階となるアイデア部門の2部門で競われました。計27件の応募の中から、1次選考を通過した各6組がファイナリストとして1月20日の本選会でプレゼンテーションを行い、6人の審査員による厳正な審査によりグランプリ、準グランプリ、特別賞が選ばれました。鹿児島大学関係の受賞者は本学HP(https://www.kagoshima-u.ac.jp/topics/2018/02/post-1333.html)を参照してください。

  小戝教授のプランは、これまで各省庁の大型研究事業に採択され、鹿児島大学で進めてきた革新的ながん治療薬の研究シーズを基に、医療革命を目指すバイオ創薬ベンチャーを鹿児島に創業するというものです。つまり、グローバルに通用する新産業を鹿児島の地に創出することで、産学連携や雇用の創出を含めた、真の地域活性化を目指しています。高い科学的・社会的価値のみならず、具体的な事業計画も綿密に練られており、これらの点が高く評価された結果、最高賞に選ばれたものです。

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                左が小戝教授        各賞の受賞者(前列左から2番目が小戝教授)