宇宙環境医学講座スタッフ宇宙環境医学講座 宇宙環境医学講座

 

2003年より開講した宇宙環境医学講座は、鹿児島大学と日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協定に基づいた唯一の連携講座となっています。

本講座は鹿児島大学大学院医歯学総合研究科の健康科学専攻に属しており、主に宇宙における環境因子である宇宙放射線や微小重力の人体を含む生物に対する影響について研究を行っています。

研究室概要

部局 大学院医歯学総合研究科 Graduate School of Medical and Dental Sciences
専攻 健康科学専攻 Health Research Course
大講座 宇宙環境医学(連携講座) Cooperative Dep. Space Environmental Medicine
分野 宇宙環境医学 Space Environmental Medicine
分野サイト http://w3.hal.kagoshima-u.ac.jp/dental/dentrad/space.html

分野サイト

連絡先

TEL.099-275-6272 / FAX.099-275-6278

主要研究テーマ

微小重力、宇宙放射線及び閉鎖環境における細胞及び微生物系の影響に関する研究 Studies for microgravity, space radiation and closed-space limitation effect on microorganisms and cells.
宇宙環境微小重力下における筋・骨代謝の研究 Studies for microgravity effect on muscle and bone metabolism
循環生理と重力の関係性に対する研究 Studies for circulation physiology and microgravity relationship.

スタッフ

馬嶋秀行 Hideyuki MAJIMA

教授(兼務)
氏名 馬嶋秀行 Hideyuki MAJIMA
専門分野 放射線学
研究テーマ ・ミトコンドリア学
・MnSODの放射線感受性に及ぼす効果
・宇宙放射線細胞障害

研究者総覧 リポジトリ


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教授(兼務)
氏名 小宮節郎 Setsuro KOMIYA
専門分野 四肢・脊椎腫瘍、股関節外科、関節リウマチ、骨粗鬆症
研究テーマ

骨肉腫

  1. 遺伝子治療
  2. 癌免疫治療
  3. 細胞内情報伝達制御による治療
  4. 遺伝子治療

リウマチ

  1. 負の炎症制御遺伝子
  2. 軟骨破壊・分子因子
    ・骨吸収疾患・骨粗鬆症:破骨細胞分化制御遺伝子
    ・神経:神経分化制御遺伝子

研究者総覧 リポジトリ


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客員教授
(宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 学際科学研究系 教授)
氏名 石岡憲昭 Noriaki ISHIOKA
専門分野 宇宙生命科学 重力生物学、神経化学
研究テーマ ・宇宙環境ストレス応答の生物学、宇宙放射線生物影響

staff dummy

客員教授
(宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 ISS科学プロジェクト室 主任開発員)
氏名 東端晃 Akira HIGASHIBATA
専門分野 生化学、細胞生物学
研究テーマ ・宇宙環境ストレス応答の生物学

主な研究実績

石岡憲昭
  • ICE-First プロジェクトの日本代表として、線虫を国際宇宙ステーションに滞在させ、その後の解析を行った。

東端晃
  • 宇宙に滞在した線虫では、筋肉の構成成分ミオシンの発現が減少することを明らかにした。(Higashibata et al, J Exp Biol 2006)

論文
  • Majima HJ, Indo HP, Tomita K, Iwashita Y, Suzuki H, Masuda D, Shimazu T, Tanigaki F, Umemura S, Yano S, Fukui K, Higashibata A, Yamazaki TQ, Kameyama M, Suenaga S, Sato T, Yen H-C, Gusev O, Okuda T, Matsui H, Ozawa T, Ishioka N: Bio-assessment of risk in long-term manned space exploration – cell death factors in space radiation and/or microgravity: a review -. Biol Sci Space 23(2): 43-53, 2009.
  • Terada M, Kawano F, Ishioka N, Higashibata A, Majima HJ, Yamazaki T, Watanabe-Asaka T, Nihori M, Nakao R, Yamada S, Mukai C, Ohira Y: Biomedical Analysis of Rat Body Hair after Hindlimb Suspension for 14 days. Acta Astronautica 73: 23-29, 2012.
  • Yano S, Masuda D, Kasahara H, Omori K, Higashibata A, Asashima M, Ohnishi T, Yatagai F, Kamisaka S, Furusawa T, Higashitani A, Majima HJ, Nikawa T, Wakabayashi K, Takahashi H, Suzuki H, Shimazu T, Fukui K, Hattori A, Tanigaki F, Shirakawa M, Nakamura T, Yoshimura Y, Suzuki N, Ishioka N: Excellent Thermal Control Ability of Cell Biology Experiment Facility (CBEF) for Ground-Based Experiments and Experiments Onboard the Kibo Japanese Experiment Module of International Space Station. Biol Sci Space 26 (1) : 12-20, 2012.
  • Terada T, Seki M, Higashibata A, Yamada S, Takahashi R, Majima HJ, Yamazaki T, WatanabeAsaka T, Niihori M, Mukai C, Ishioka N: Genetic analysis of the human hair roots as a tool for spaceflight experiments. Adv Biosci Biotechnol 4: 75-88, 2013.
  • Terada M, Seki M, Takahashi R, Yamada S, Higashibata A, Majima HJ, Sudoh M, Mukai C, Ishioka, N. Effects of a Closed Space Environment on Gene Expression in Hair Follicles of Astronauts in the International Space Station. PLos ONE 11(3):e0150801, 2016.
  • Indo HP, Majima HJ, Terada M, Suenaga S, Tomita K, Yamada S, Higashibata A, Ishioka N, Kanekura T, Nonaka I, Hawkins CL, Davies MJ, St Clair DK, Mukai C. Changes in mitochondrial homeostasis and redox status in astronauts following long stays in space. Sci Rep 6, 39015, 2016.

共同開発・研究

筑波大学 消化器内科、東京大学 医学部、九州大学 先端融合医療レドックスナビ研究拠点、弘前大学 医学部、農業生物資源研究所、JAXA、放射線医学総合研究所、ケンタッキー大学 マーキー癌研究所(アメリカ)、 Chang Gung University(台湾)、西北工業大学(中国)、Heart Research Institute(オーストラリア)等

主な研究費取得状況

石岡憲昭
事業・種目 / 期間研究
科研費挑戦的萌芽研究(代表)
平成27~29年度
「長期宇宙飛行に向けた人工冬眠への挑戦」
冬眠中の動物は代謝は落ちるが、骨量の減少や筋肉の萎縮は見られず、病気にもなりにくいことから、そのメカニズムを明らかにし、人類が長期宇宙飛行する時に必要になるであろう人工冬眠へ応用できないかを研究する。
東端晃
事業・種目 / 期間研究
科研費 基盤研究(C)(代表)
平成26~28年度
「線虫の宇宙環境適応分子群の同定と発生過程におけるクリティカルポイントの探求」
宇宙に滞在した線虫の遺伝子発現をDNAマイクロアレイ等で網羅的に解析することにより、宇宙環境に適応するための分子群を同定する。また、長期宇宙滞在にいては、世代交代も視野に入るが、宇宙環境における発生過程のクリティカルポイントを明確にし、将来の長期滞在活動に向けた基礎データの蓄積を試みる。
科研費 若手研究(B)(代表)
平成15~16年度
「細胞の機械的刺激受容プロセス中心分子の探究と細胞骨格系を中心とした応答機構の解明」
細胞が外部からの物理的な刺激を受けたときに、どのように情報が伝わるのかを細胞骨格系を中心に調べた結果、刺激後5~10分で骨格系タンパク質のリン酸化に関与する遺伝子レベルが変化することがわかった。これより、刺激後比較的短い時間で骨格系タンパク質のリン酸化が起き、情報が伝わることが示唆された。

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