第49回医歯学総合研究科生命倫理・遺伝子解析研究倫理委員会議事概要

開催日時 平成22年 2月22日(月) 11:00〜12:00
場   所 医歯学総合研究科棟1(歯学系)3階会議室
出席委員 6名

乾委員長から、開会の挨拶があった後、議事が開始された。

倫理審査
新規申請】
(1)受付番号63(資料1)
申請者:難治ウイルス病態制御学研究センター 教授 有馬 直道
研究課題「成人T細胞白血病リンパ腫の発症に関与する遺伝子多型の解析」
                        ・・・・・軽微な修正を指摘し,最終判定は委員長に一任

報告
遺伝子解析研究に係る不適切な管理に関わる報告と文部科学省現地調査について

 当研究機関で行われている研究について、遺伝子解析のためのサンプル検体の取扱い
について、不適切な管理が判明した
ことについて、当研究の代表研究者である嶽崎教授より、
2月1日に名古屋大学、名古屋市立大学、九州大学、鹿児島大学でホームページに公開したこと、
2月2日に文部科学省の生命倫理・安全対策室の担当者が医歯学総合研究科を訪れ現地調査を
したが、特に問題は無かったこと等の報告があった。

再発防止策について、
フィールド、年度末、検体送付時と三重のチェック体制とすること、
検体と同意書の毎回確認、研究対象者のみに採血管を渡す等の説明があった。

 また、文部科学省担当者からの指摘事項・アドバイスについて、採血する際に、もう一度本人と
研究採血の確認をすることをマニュアルに追加する、マニュアルは今後も適宜改良を加える、
同意無しの採血を発見した場合は早期に破棄する、データ入力の際もチェックする等の照会があった。
その後、再発防止についての意見交換を行った。


平成22年度の倫理委員会スケジュールについて
 次年度の委員会スケジュールを確認した、偶数月に開催する(計6回)。

その他

 委員会終了後、国際離島医療学分野研究室にて乾委員長と石窪外部委員が立ち会いのもと、
嶽ア教授が残りの検体を破棄した。